口コミサイトの光と闇

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star_blue.png 少し前の事になりますが、「食べログ」内で、やらせ業者による口コミ情報等の

不正投稿や、やらせが発覚した事を憶えているでしょうか?

その時は、割と多くのメディアで取り上げられたので目に留まった方も多いと思います。

その時あなたは、どんな風にその事実を感じましたか?

「騙された!!」 とか 「裏切られた!!」 等と思った方も多いと思います。

個人的な感想としては「何を今さら的な」といった感じでしたが

素直にネットを使っている人ほど、前者のように思われたんではないでしょうか?

今回は口コミサイトについて少々書いてみたいと思います。


  
口コミってそもそも

ざっくり言って「口コミ」の定義って自分が知り合いから聞いた有益な情報の事だと思います。

ここで大事なのは、自分の知り合いから聞いたという点。

大本の情報源が、自分の知らない人だったとしても、自分の知り合いというフィルターを

通す事で、その情報が正しい物だと認識される。それが順々に口伝で広がっていくのが

口コミで情報が広まると言う事になる。

この仕組みをネット上に置き換えたのが「口コミサイト」であり

そのサイト上には、数多くのお店の基本情報に加えて、お店の口コミ情報や、評価点が

載っているのがサイトの基本スタイルになっています。

パソコンからは、殆どの場合、無料で使う事が出来る上に、リアルな口コミとは比べ物にならない

量の情報をいつでも見ることが出来る便利な存在です。

実際に行った事のないお店の情報が簡単に手に入る、まさにネットならではの利点ではないでしょうか?

ただその光の反面、闇の部分も当然出てくるわけで、光が強ければ影も濃くなってきます。

その陰の部分の一つが今回のやらせ問題と言う事になります。

本来は善意の口コミによって成り立つものが、金銭の授受によって、コントロール可能だと

分かったら、素直にそのサイトの内容を信じる事出来ますか?

今一度、口コミサイトに口コミを書く人がどんな人かを考えてみると

 1:いわゆる普通の人  大多数の人がこれに当てはまると思います。
 2:お店に何らかの関係がある人  お店の関係者もしくは、ライバル店の関係者
 3:ヘビーユーザー  とにかく口コミを書くのが好きな人
 4:サクラ  いわゆるやらせ

普通の人だけであれば、それ程問題もないんだろうけどサクラの存在によって、お店の評価を

過大にしたり過小にしたりと評価をコントロールできてしまう。

口コミがサクラによるものだと分かれば、まだ良いんだろうけれど、その辺りは巧妙でパッと見では

分からないのが現状の口コミサイトの実情。

メールアドレスとパスワードだけで簡単に会員登録できるシステムである以上

今後も、現状の問題は解決されないまま持続していく事になるんでしょうね

ちなみに2の人に関しては、関係者しか知らない内容が書かれてたり、やたらと攻撃的、もしくは

保守的だったりする事が多いです。

3の人は、色んな情報をサイトに寄せてる貢献人なんですが、自己顕示欲、レビューに対する報酬等に

目が行くと手段が目的と化してしまう場合があるので、これまた注意が必要です。

どうネットと付き合う?

[食べログ]使っていないから今回の問題は自分に関係が無い、それで大丈夫でしょうか?

[食べログ]だけが口コミサイトではありませんし、口コミサイト以外からもネットからは色んな情報が流れています。

お手軽にできるtwitterやfacebookも、もちろんネットを使ったシステムです。

パソコンがなくても、携帯やスマートホン、タッチパッドでも十分にネットを使える現代では

誰しもが、偽りの情報に踊らされる可能性があるのが実情です。

だから流れてくる情報の内容を単純に鵜呑みにするのではなく

それらを情報源の一つとして、それを自分で判断して利用していくようにしないと

思いもよらないところで落とし穴に落ちる可能性があると言う事です。

余談ですが

今回[食べログ]は、自身が被害者だという立場でコメントを出していました。

[食べログ]は、以前からヤラセ業者の存在を把握していたにもかかわらず、ほとんど野放し状態だった事。

もう少し本腰入れて問題解決に尽力していれば、今回の問題も多少はイメージが違ったんですがね...

その他、関連記事をまとめてみました。一度読んでみる事をお勧めします。

・掲載店とのトラブル  参考ブログ

・スマートフォン用アプリでの評価 アンドロイドアプリでの評価

・iphoneアプリでの批判 参考記事

・ヤラセに関与した人物にインタビュー テレビの特集

・amazonでのやらせレビュー とある本の評価が分かり易い 

まだ他にも色々とあるんですが、今回はこの辺りで終わります。


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このブログ記事について

このページは、岐阜cafeが2012年2月12日 00:26に書いたブログ記事です。

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